ChatGPTを使って文章を作成しよう
- happyhealthlab
- 9月1日
- 読了時間: 3分
2025年8月のハッピーヘルス倶楽部では「人工知能」について扱いましたが,ChatGPTに代表される大規模言語モデルでは「指示(プロンプト)の入れ方」がとても大切なのでした.
どういう風に人工知能にお願いをするかというと,言葉を使って文章でお願いします.これは文字入力でもいいですし,最近は音声入力も対応しているようです.
特に気をつけてもらうのは,質問や依頼内容を明確にすることで,そのために
人工知能が誤解をしないような文章を入力
状況や立場の説明
何を期待しているかを表明
したりすることが大切となっているようです.
こちらの本を参考にまとめてみました.

まず入力欄を見てみましょう.「+ 質問をしてみましょう」となっている部分に入力しますが,「改行する」方法を知っておくとよいかもしれません.

文章を最初に書き始めて,いくつかの要素を整理して入力したい場合は,改行するのがお勧めです.入力して改行しようと「Enter」を押すとそのまま送信されてしまいます.
改行したいなと思ったときは「Shift + Enter」で改行ができますので,ぜひ試してみてください.
では,具体的なプロンプトを考えてみましょう.ここでMarkdownというものを使って,見出しをつけていきます.半角の#が見出しの役割になるようですので,#の後に半角スペースを入れてから,見出し語を入れます.ここでは半角ではなく全角#で記載をしますが,実際のChatGPTでは半角#で入力をしてください.
# 指示: ●●を××してください
# 意図: 今回依頼をしたのはカクカクシカジカで,こういう目的があります
# 自分の役割(立ち位置): 私はこういう立場に立っています
# 背景: この質問・依頼の背景は,こういう事情になっています
# 文体: ビジネスで使うことを意識した簡潔さ
# 手順:
1. まず〜を実施
2. 次に〜を実施
3. 最後に〜を実施
# 制約条件: 必ずA, B, Cの要素は含んでください
# 出力形式: 箇条書き
といった形で,必要なものを選択して入力していくことになります.
このときに「否定的な表現」よりも「肯定的な表現」の方がよいようです.例えば
専門用語を使わないでください
日常的な表現で素人でも分かりやすく説明してください
だと後者の方が良いわけです.
また,動画でもお伝えしましたが,いくつかの作業がある場合は小分けにしてあげた方がよいようです.上記だと「手順」という部分で小分けにしているわけですね.
そこで,上記のようなテンプレートを作成して,自分の作業にあわせて埋められる部分は埋めておいて,それをさっと取り出して使うとよいわけです.
さらに具体的な例文に従って作ってもらいたい場合は,ダブルクォーテーションマークが3つ並んでもので挟みます.
"""
{ }についての文章
{本日の日付}
このたびは,今後の弊社の売上を上げるための企画書を作成しました.
現在[部署からの問題点]という問題点が部署から上がってきており,これらを解決するために[改善策]を考え,以下に列挙します.
{署名}
"""
問題点:
"""(ここに問題点を貼り付け)"""
例文は,ある程度決まった文章を入れながら,
{ }
[部署からの問題点]
など,貼り付けた文章から人工知能が抽出したものを入れ込んで,文章にしてくれます(最初に,こういう文章を作りたいというプロンプトを作った上で,例文に従ってください,と入れておきます).
このように同じような作業を繰り返し行う場合など,一つプロンプトを作っておけばドンドンできてしまいます.こういう「大きな違いがない」作業はなるべく人工知能にお願いをしていって,人でないとできない作業をやるための時間を確保しましょう.


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