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普段まったく動いていない人向け
今までもハッピーヘルス倶楽部の中でお伝えしてきましたが 「健康的な生活のために必要とされる運動はいつも同じで,週150分以上の中等度の運動,かつ2日以上連続して休まないこと」 と決まっています.でも,週150分以上ってけっこうハードル高いですよね. そんな皆さんでも,少しモチベーションが上がる研究結果をいくつかご紹介します. ずっと座りっぱなしの生活でまったく運動しない人は,1日5-10分の身体活動だけでも意味がある!( 引用 ) この研究は,2026年1月に出たばかりのもので他の検証を受けていませんので注意は必要ですが,40-60歳ぐらいの人に関して「普段身体活動がほぼない人」について,少しでも活動をすると死亡率が下がる,という研究です. 当然ですが,やらないよりはやった方がよくて,理想は週150分ですがそれより少なくても意味があるかもしれないということですね. 週末だけの運動でも,週150分超えれば同じだけの効果がある!( 引用 ) 2日以上連続して休むとダメとなると平日も運動しないといけなくなりますが,週末だけでも週150分以上になれば大丈
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1月19日読了時間: 2分


VEXAS症候群という病気について2
前回,VEXAS症候群という病気について 「症状と診断方法」 についてまとめました. ここ半年ほどで治療に関する研究が多く出てきましたので,今回は「治療」についてまとめます. まず,VEXAS症候群の治療は, こちらのレビュー によると 免疫系(炎症)を標的とした治療方法(炎症に対する治療) UBA1遺伝子変異クローンを標的とした治療方法(血球減少に対する治療) に大別されます.根本的な治療という意味では後者の治療となりますが,患者さんが実際困るのは炎症なので,両輪で考えるのがよいでしょう. <炎症の治療> まずはステロイドが重要となりますが,ステロイドを減らすと再燃することから,他の免疫抑制薬を併用することが必要となります. 他の薬剤として インターロイキン-6関連 インターロイキン-1関連 JAK阻害薬 が挙げられていて,まだどれがよいのか定まっていません. 日本での状況からは, トシリズマブ(IL-6) ルキソリチニブ(JAK阻害薬) のどちらかが適応になると思います(保険病名の問題は残りますが). 今後,どちらが本当に有効なのかという前向
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1月15日読了時間: 2分


RSウイルスワクチン
11月のハッピーヘルス倶楽部では,ワクチンのまとめを行いましたが,そこで扱えなかったワクチンをブログの方でも書いていこうかと思います. 今回はRSウイルスに対するワクチンについてです. RSウイルスというのは,元々冬場に小児で咳を中心とした症状を起こすバイ菌と思われていましたが,成人でも問題を起こすことが指摘されています. ウイルス感染症と聞くと自然に治る風邪を思い浮かべることが多いと思いますが,RSウイルス感染症は成人でも入院が必要となる場合があって,特に高齢者では注意が必要です. こちらの論文 を参考にすると,成人における症状として 症状を起こす:3-7%(高リスク者であれば4-10%) 医療機関を受診する:0.8-1.4%(高齢者では17-28%) 入院する:18歳以上の成人 0.04-0.09%,65歳以上の成人 0.14-0.36%(持病を持っている高齢者では12%) 集中治療室に入室する:入院した感染者のうち6-15%(高齢者に限ると11-18%) 入院患者の死亡率:入院した感染者のうち1-12%(高齢者に限ると6-9%)...
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1月4日読了時間: 3分


膠原病患者さんの食事
明けましておめでとうございます. といっても,特別お正月に関連した話題ではなく,「自分たち(患者さん)の症状をよくするために,自分たちでできることが実はあります」というお話しです. よく本や講演会で「医者に頼ってはいけない!」とか大々的に掲げているものを目にしますが,理想的には 病気にならないように予防する それでも病気になってしまったら,個人でできることをする それでも良くならなければ,医療機関で必要な対応をする となっていて,広く「個人レベルでできることはある」という意味では正しいですが,どうにもならないレベルになったら,きちんと医療機関で対応をすべきじゃないかなと思います. 本日は, SERLA という膠原病患者さんのために活動しているNPOで,取り上げてくれていた食事や運動などの「自己治療(セルフマネージメント)」についてまとめてみます. もしご興味がある方は,様々なセミナーの中で一般の方に分かりやすくお話ししてくれていますので,ぜひ登録してみてください. セルフマネージメントは膠原病の世界だけでなく,どの領域においても大切です....
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1月1日読了時間: 4分


妊婦の解熱鎮痛薬
最近妊婦の方に「アセトアミノフェン(商品名だとカロナールが有名)」を飲ませていいのか?という話題があるようで,アメリカのトランプ大統領の発言をきっかけにざわついているようです. まず知っていただきたいのは,解熱鎮痛薬にはいくつかの種類があって, アセトアミノフェン(カロナールなど) NSAIDs(ロキソニンやイブプロフェンなど) という種類があります.前者は,風邪を引いたり,ちょっと痛いときに処方されたりすると思います.アセトアミノフェンは効果は少し落ちますが,どちらかというと安全性で売っている薬ですので,よほどアレルギーなどを除けば「こういう患者では避けてください」というのはほとんどないと思います.ですので,もちろん妊婦や小児,高齢者でも使用されてきた歴史的経緯があります. どうもトランプ大統領が「アセトアミノフェンと精神発達症」についてのコメントがなされた中で,それに反論すべく世界の研究者が立ち上がって「関係はなかった」と論文として発表されたようです( 参照 ). どんな研究も,非の打ち所のないものなんてなくて,まず全世界の人を対象にした研究
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2025年11月27日読了時間: 2分
予防接種の時に免疫抑制薬はどうする?
免疫の病気を持っている場合,免疫を抑えるための薬(免疫抑制薬)を飲んでいる患者さんもいらっしゃいます. 今月ハッピーヘルス倶楽部で扱っています予防接種(ワクチン)を打つときに,免疫に頑張ってもらってバイ菌に準備しないといけないのに,免疫抑制薬を飲んでいてもいいのかしら?なんて思った方もいるかもしれません. 病気を抑えるために免疫抑制薬は必要ですが,バイ菌に対する免疫をつけるためには免疫抑制薬は邪魔になります.でも,免疫抑制薬を中止したら元の病気が悪くなるかもしれませんよね. まず大前提として,免疫抑制者は生ワクチンは絶対にダメです!! ですので,免疫抑制薬を使用している方は,不活化ワクチンのみを使用して良いことになります.理想を言えば, 免疫抑制薬を使用する前 に予防接種を済ませておいていただけると,しっかりと効果も担保されます.いつ病気になるか分からないことを考えると,普段から「何歳になったら予防接種をする」と決めておくとよいでしょう. さて,免疫抑制薬を使用している方が予防接種を打つときの推奨は, アメリカリウマチ学会 から出されています..
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2025年11月17日読了時間: 2分


長く続くフワフワに病名がありました
みなさんはめまいを感じることはありますか? 日本の一般的な診療所を受診した患者の中で,だいたい1年間の中で19.5%の患者がめまいを訴えていたと 報告 されています.耳鼻咽喉科を標榜している場合はもっと多いかもしれませんね. めまいは,昔から グルグルまわる回転性めまい フワフワする浮遊感 と分けて考えることになっています(このグルグルとフワフワの訴えはすぐ変わることには注意が必要です). グルグルするめまいで一番多いのは,ハッピーヘルス倶楽部でも解説しましたが,良性発作性頭位変換性めまい症(BPPV)だと思います. 一方,フワフワするめまい(浮遊感)がやたらと長く続いてしまう人たちがいて, 「持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent Postural-Perceptual Dizziness)」という名前が2017年に国際前庭症状分類に加わりました. どういう病気かというと, こちらの文献 では 先にめまいなどがあって転ぶことへの不安が強くなっていることで,脳の中で「危険モード」が続いてしまう 危険モードになると, 転ばないようにするた
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2025年11月8日読了時間: 3分


VEXAS症候群という病気について1
今日は,おそらく多くの方にとってはまったく無関係の病気である,VEXAS症候群という病気について記載しておきます. これは自分の患者さんで,この病気を持っている方が情報を探す際に多少のサポートになるかと思って記載しておきます. このVEXAS(ベクサス)症候群という病気は 2021年に初めて判明した病気 で, 成人になってから起こる「偶然の遺伝子変異」 によって,炎症が出続けて発熱して様々な症状が出るようになってしまうことが分かっています. 今までは遺伝子変異が成人で起こると,悪性腫瘍(がん)を起こすことに注目されてきました.組織を修復させる遺伝子が傷害を受けることで,正常な遺伝子に戻ろうとする仕組みがダメになってしまうことで,異常な細胞がドンドン増えて悪性腫瘍になるというわけです. そういう意味で,遺伝子変異→炎症の病気という流れは,この病気が見つかってから特に広まったと思います. 特にUBA1遺伝子というX染色体にある遺伝子に異常が起こることが特徴的です. X染色体は女性では2本,男性では1本もっていますので,女性は両方のX染色体の異常が出な
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2025年11月4日読了時間: 3分


高齢者総合機能評価って知ってます?
ハッピーヘルス倶楽部では,今月フレイルについて扱っていますが,その中でCGAという高齢者の機能を評価する方法を取り上げました. なるべく機能を落とさないように,加齢(老化ではありません)していただくことで,フレイルになることを予防できると考えられています. この高齢者総合機能評価はCGA ( Comprehensive Geriatric Assessment)と呼ばれるもので,医療機関で評価をしていただくことが多いのですが,実は一般の方が見てみても分かるものだと思いますので,ご案内しておきます( 参考URL ). 日本でしばしば用いられるのがこちらの基本チェックリストというものです. 判定基準としては 1から 20までの項目のうち 10項目以上に該当する者 6から 10までの 5項目のうち 3項目以上に該当する者 11及び 12の 2項目すべてに該当する者 13から 15までの 3項目のうち 2項目以上に該当する者 のいずれかに当てはまる場合は,機能低下の可能性が疑われることになるようです. もう一つはCGA7というもので,質問数が7つと簡便に
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2025年10月20日読了時間: 2分


日本でも高血圧症の基準が変わります
みなさんは血圧を測定する機会はありますでしょうか.装置はあっても測っていません!という方もいるかもしれません. 日本では,血圧 140/90mmHg以上を高血圧症の治療基準としてきましたが,これがようやく世界標準にならって「高齢者も含めて130/80mmHg以下を目指す」という形に変わっていくようです. 日本高血圧学会が出しているガイドラインが9月に 改訂 されたようで(どこの世界でも臨床医が目安にするガイドラインは無料で読めるのですが,なぜか日本は読めません),従来の140/90mmHg以下を目標とした治療では不十分で,130/80mmHg以下にしましょうと変わったようです.この基準は ヨーロッパ では先んじて変更されていて, アメリカ も追随した形になっています. ただし,すぐに薬物治療ではなくて, 軽症でリスクも低い方:まずは3-6ヶ月の生活習慣改善を経て,目標達成ができなければ薬物治療 中等症以上やリスク高い方:薬物治療も併用しながら生活習慣の改善を目指す ということになっています. 薬物治療のやり方は色々ありますが,まずは一つの薬から開
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2025年10月15日読了時間: 2分


糖尿病を予防する方法
先日磐田市でお話しをさせていただいた後に,「糖尿病にならないようにする方法」について質問をいただきました. 2024年に掛川市の世界糖尿病デー企画で作りました動画で,予防についてお話しをさせていただいたので,リンクをこちらに貼っておきます( 令和6年度糖尿病予防動画 )....
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2025年9月21日読了時間: 1分
磐田で健幸革命開始!
本日,磐田市制20周年記念事業でお話しをさせていただきました. 内容としては, 病気は突然起こるのではなく,何かしらの原因がありますので,負の連鎖を起こさないようにすることが大切 自らの健幸に興味・関心を持ちましょう 正しい情報を医療者と患者が共有して,患者にとって良い結果...
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2025年9月14日読了時間: 1分
アトピー性皮膚炎の診断基準
今月はハッピーヘルス倶楽部でアトピー性皮膚炎について取り上げていますが,みなさんの周りにもアトピーの方はいらっしゃると思います. 実はボクもアトピー性皮膚炎を持っていて,小児喘息も持っていました. アレルギーを含む免疫の病気は,最近治療薬の進歩がすごくて,値段的な問題を除け...
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2025年9月13日読了時間: 2分


ChatGPTを使って文章を作成しよう
2025年8月のハッピーヘルス倶楽部では「人工知能」について扱いましたが,ChatGPTに代表される大規模言語モデルでは 「指示(プロンプト)の入れ方」 がとても大切なのでした. どういう風に人工知能にお願いをするかというと,言葉を使って文章でお願いします.これは文字入力で...
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2025年9月1日読了時間: 3分


磐田で健幸革命?!
本日は弊社が関わらせていただいています磐田市制20周年記念事業 健幸づくり講演会のお知らせとなります. 少し過激なタイトルをつけさせていただきましたが, 当然ですが健康でいられる期間が長い方が,個人の人生もより充実したものになります...
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2025年8月18日読了時間: 2分


「自律神経が乱れる」ってなに?
先日患者さんが「自律神経が乱れているのでしょうか?」と心配になられていました. 『自律神経失調症』とか『自律神経が乱れていますね』という表現は,確かに医療者から聞かれる言葉かと思います. 自律神経が乱れていると左側のイメージをもたれている方も多いのではないでしょうか....
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2025年8月16日読了時間: 4分


人工知能と医療
みなさんは人工知能が用いられている製品を使ったことがありますか. 最近は, 自動車 洗濯機 エアコン アプリ(携帯電話,パソコン) 携帯電話 などにも人工知能は使われていて,実は普段の生活の中で多くの方が接していると思います( 参考HP )....
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2025年8月3日読了時間: 2分


脂肪肝の原因とは関係なくアルコールを控えましょう
今月のハッピーヘルス倶楽部は脂肪肝を取り上げています. 脂肪肝の原因は アルコール過剰に関連するもの 代謝異常に伴うもの とに分けられています. 先の記事 で代謝異常に伴う脂肪肝(MASLD)について書かせていただきましたが,実は脂肪肝で一番問題を起こすのはアルコール性と言...
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2025年7月22日読了時間: 1分


脂肪肝と言われたんですが..
みなさんは健康診断で「脂肪肝」と言われたことはありますか? 昔はアルコールの飲み過ぎで脂肪肝になると考えられていましたが,最近はアルコールはそこまで多く飲んでないけど脂肪肝になることがあります.これをNAFLD/NASHやMASLDという言葉で呼ばれています....
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2025年7月14日読了時間: 2分


脱水に注意しましょう
今年も夏がやってきますが, 昨年「熱中症」についての注意喚起 をさせていただきました. 事務所に行くときは歩いて行くこともあるのですが,30分も歩くと汗がとまらず体重も1kgほど減っていましたので,熱中症への対策も大切ですが,脱水症への対策も行ってください....
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2025年7月5日読了時間: 2分
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