ペットボトル症候群?
- happyhealthlab
- 6月24日
- 読了時間: 2分
最近,かなり暑くなってきましたが,熱中症には注意が必要になってきました.
昨年もブログで説明しましたが,熱中症と脱水症は違うので
熱中症→体温下げる
脱水症→不足した水分±電解質を補充する
という対応になるのですが,先日ペットボトル症候群について解説している記事を見ました.

ペットボトル症候群は,正式には「清涼飲料水ケトーシス soft-drink ketosis」という言葉になるようで,驚くほど論文としては存在していません.
出ている論文のほとんどは1990年代〜2000年代で,日本からのものばかりでした.
海外からの報告がないのはなぜなのでしょうか?
この病気は,
糖尿病の方(診断されていても,されていなくても)
何かしらの問題で体調が悪くなっているときに
糖質を急激に摂取した
ことで起こると考えられていると思いますが,健常者がどれだけ糖質を摂取してもペットボトル症候群は起きません.ここは勘違いしない方がよいと思います.
この病気は1,2が重要であって,最終的に清涼飲料水を飲んだから起きているように見えるだけじゃないかと思います.
ですので,海外ではそもそも「糖尿病の方が急に調子悪くなったら,何摂取しても調子悪いよね」となっているのではないかと推測しています(論文にする価値もない?).
ということで,きちんと健康診断を受けていて糖尿病ではないとなっている方はあまり気にしなくてよいと思いますし,もし糖尿病と診断されている方は,指導されている範囲での糖質の摂取にして,脱水分は糖が含まれていない飲料水で補充をしていただくのがよいでしょう.
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