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認知症に耐える力を養う方法

多くの方が,将来認知症になるのはイヤだなぁと思いつつ,具体的にどういう行動を起こせば予防されるのか分からないと思っていませんでしょうか.


こちらの論文で,アルツハイマー病の60%は遺伝的な変えられない要因ですが,40%は変えることができる要因としています.

具体的には

45歳未満

  • 低学歴

45-64歳

  • 難聴

  • 外傷性脳損傷

  • 高血圧症

  • アルコール多飲

  • 肥満

65歳以上

  • 喫煙

  • 抑うつ

  • 社会的孤立

  • 身体不活動

  • 空気汚染

  • 糖尿病

がリスクと考えられていて,これらを改善する(避ける)ことでアルツハイマー病のリスクを減らすことができると考えられています.


認知症全般に脳の中にある神経細胞が死んでしまったり,隣の神経細胞と情報をうまくやりとりできなくなることで,様々な機能が低下していくと考えられています.

これが起きる原因は病気ごとに様々なのですが,今回発表された論文では,「認知症を発病しにくくなる」認知レジリエンスを鍛えれば,認知症が発症しにくくなると考えられています.


では,認知レジリエンスを鍛える方法を以下に記載します.

<社会的・環境的要因>

  • 社会経済的地位と居住環境の影響:身体的・認知的に刺激の多い環境がレジリエンスを高める

  • 精神的豊かさ:長期にわたる教育や,複雑な業務を伴う職業に就くことは脳の「認知的予備能」を多くする


<ライフスタイルや行動要因>

  • 日常的な知的活動と趣味

    • 生涯を通じた活動:若い頃から本をよく読んだり,コンサートや美術館に行くなど認知的な活動を生涯通じて行うことが良い結果になる

    • 高齢になってからの余暇活動:余暇活動として,楽しく認知的に刺激になることを行うことはレジリエンスを高める

    • 第2言語の学習:母国語以外の第2言語を学ぶことはレジリエンスに影響する

  • 健康的な食事と生活習慣:健康的な食事,禁煙,アルコールの制限といった動脈硬化リスクを減らす行動は認知レジリエンスを高める

  • 運動による直接的な効果:運動は認知レジリエンスを高める強力な手段


<心理的および性格的要因>

  • 心理的幸福感とストレスへの適応力:高い心理的幸福感やストレスへの対処・適応能力は,認知レジリエンスを高める,一方で孤独や社会的な交流の減少は認知機能に悪影響を及ぼす

  • 社会的ネットワークの規模と多様性:多様で結びつきの強い社会的ネットワークでは,認知レジリエンスが高まる

  • 性格特性:不安や緊張を感じやすい神経症的な性格では認知レジリエンスが下がる,一方新しい経験への開放性が高い場合は認知レジリエンスを高める


<病気の影響>

  • 持病の数と飲んでいる薬の数:持病が多く飲んでいる薬が多い場合に,認知レジリエンスが下がる

  • 動脈硬化リスク:血管が健康であると認知レジリエンスは高まる

  • 睡眠の影響:深い睡眠は認知機能を高めるとされていて,良い睡眠をとれると認知レジリエンスは高まる


可能な限りとしか言いようかありませんが,人生を楽しむことは病気(認知症)を減らす一つの要因になるということかと思います.

認知症を予防するためにも,充実した人生になるような工夫を一つ,二つしてみてもいいかもしれませんね.

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